こんな粗探しみたいな採点は
やめてほしいと伝えても、
コウキ
「嫌だって思うのは、
お前も悪い点を
自覚してるってことだろ?
ならやめないね。
それがキヌ子のためだ。
100点を1回でも出したら考えてやるよ。
…わかってるよな?0点は即離婚だから」
…だって。
あー、これはもう…。
ならば夫の掲げる条件を
早く満たしてあげよう。
私が切り替えた日、
夫が帰宅するなり
カバンをテーブルに叩きつけて
喚きだした。
コウキ
「おい、今日の昼飯はなんだよ!
食パン1枚と
ピーナツバターのチューブと
バナナって!
【アメリカの
小学生のランチみたいですね】
って後輩に言われて、
大恥かいたじゃないか!」
私
「あー。ごめんね。
今日は急に早く出ることになったから」
と、殊勝気に謝る私。
内心は
【別に良くない?
アメリカのお母さんが、
我が子のために用意する
典型的なお弁当のスタイルなんだから
私だって、
買って入れるだけで楽ちんだし。】
…と、舌を出していた(笑)。
私
「こんなんじゃ
0点を付けられちゃうかも…」
と、しんみりしてみた。