義母
「あらぁ!
ショウマ君、しいたけを
食べられるようになったんだね、
偉いねぇ」
義父
「それは頑張ったなぁ。
立派なお兄さんになったもんだ」
ショウマ
「だって、おばあちゃんの
このしいたけの煮物、
すごくおいしいんだもん!」
義母「まあ、嬉しいねぇ」
義姉
「ショウマ君が
大好きなエビもあるよ。
はい、どうぞ」
ショウマ
「おばちゃん、
ありがとう!ん~!おいしい!」
義姉夫
「おお、良い食いっぷりだ。
ショウマ君、
きっと大きくなりますね」
私
「ふふ。
良かったわね、ショウマ」
こんな感じで夫以外のメンツは
和気藹々と楽しく
食事を楽しんでいた。
私たちは夫をタヒんだものとして
扱うことに決めたのだ。
あ、義姉夫婦の双子ちゃんは、
ミルクタイムが終わって
隣室でおねんね。
夫
「なあ、さっきから
みんなで何なんだよ?
子どもの前で悪い冗談はやめろよ」
…誰も反応しない。
当たり前だ…
タヒ人の声なんて、
一般人には聞こえるわけがない。