浮気

私の勤務先に現れた夫と浮気相手を淡々と追い詰めた結果【3】

 

先輩

「う~ん。普通に考えて、

トウ子さんがいないときに

旦那さんが女性を

連れ込んでるって線が

濃厚だよね」

 

私が薄々

感じていたことではある。

 

先輩

「触っていない、

知らないっていうのは、

恐らく嘘じゃないんだろうねぇ。

【自分は】触っていない。

でも、他の人間が

触ったかどうかは知らない。

本当のことを

全部言っていないだけだから

後ろめたさも

ないんじゃないかな」

 

「あ~…。やっぱり…。

先輩もそう思います?

どうしたらいいんでしょう」

 

先輩

「証拠を押さえるなら

映像が最強。

寝室にカメラを導入だよ」

 

「え?カメラ?

バレたりしません?」

 

先輩

「あなた、さっき寝室には

お互い入らない約束があるって

言っていたでしょう。

それを逆手に取るの。

もし

『なんでカメラがあるんだ?』

なんて言われようモンなら

『なんで部屋に入っているの!?』

って問い詰めるのよ!!」

 

「おぉ~!」

 

と拍手喝采をする私。

 

先輩「あなた、だいぶ

お酒が回ってるわね…。

カメラは安いものだとペット用の

見守りカメラもあるわよ。

デザインも可愛くて

ぬいぐるみや

ベ○マックスみたいな

プラの人形にでも混ぜておけば、

そんなに目立たないと思う」

 

持つべきものは

頼りがいのある先輩である。