買い物を終え、レストラン街へ
向かった。
お腹も空いてきたし、
少し休憩しようと思った。
けど、そこで私の人生が
大きく変わる瞬間が…
レストラン街に入ると、
たくさんの人で賑わっていた。
休日のショッピングモールは
いつも混んでいる。
私は空いているお店を探しながら、
ゆっくりと歩いていた。
そのとき、目の前を歩く
男女の姿が目に入った。
男性の後ろ姿が妙に見覚えがある。
そう、マサナリだ。
でも、なぜここにいるの?
仕事じゃなかったの?
声に出してしまったが、
2人には聞こえなかったようだ。
私は茫然自失のまま、
その場に立ち尽くした。
周りの喧騒が遠のいていく。
私
「え…マサナリ…?」
声に出してしまったが、
2人には聞こえなかったようだ。
私は茫然自失のまま、
その場に立ち尽くした。
周りの喧騒が遠のいていく。
頭の中が真っ白になる。
これは夢?それとも現実?
信じたくない。
でも、目の前で起きていることは
紛れもない現実…
マサナリと女性は
仲睦まじく歩いている。
女性は長い黒髪をなびかせ、
スタイルの良い体にぴったりとした
ワンピースを着ている。
私は思わず自分のお腹に手をやる。
大きく膨らんだお腹。
この子のためにも、
きちんと確かめなければ。
深呼吸をして
気持ちを落ち着かせる。
そうだ、冷静に。
ここで大声を出したり、
泣き叫んだりしても
何も解決しない。
まずは、状況を把握しなければ。
私は2人の後をつけることにした。