ヤヨイ
「もう、お判りだとは
思いますが、
ユヅキさんとタカオさんの関係は、
不倫関係です。」
ユヅキ
「…ッそんな!
私、本当に知らなかったんです!
今も信じられないんですから!」
私
「信じられなくても、
…事実、なんで…」
ユヅキ父
「タカオ君!
これは一体どういうだ!!
既婚者というのは本当なのか?」
夫
「あ、え…っと…まぁ…?」
ユヅキさんの父親の顔が
般若のようだった。
そんなユヅキ父に詰められる夫は
なぜか逆ギレをし
私を攻撃してきた。
夫
「そもそもお前が
すんなり離婚に応じていれば!
こんな事にならなかったんだ!!」
私
「いや(笑)ちょっと待ってよ。
今まで離婚の話なんて
出てなかったじゃない!!」
夫
「ウルセェ!!今は
そんな事どうでもいいんだよ!」
私達が言い争ってると
ユヅキさんが静かに
涙を流しながら夫に詰め寄る。
ユヅキ
「なんで?どうして?
既婚者だってこと黙ってたの?」
夫
「ッだから…それは…」
ユヅキ
「私のこと
都合のいい女とでも思ってたの?
ヒドい!酷いよこんなこと!!」
夫
「そんなつもりじゃない!
違うよ!ちゃんとコイツと
別れてから
結婚するつもりだったんだ!」
ユヅキ
「いい加減なこと
言わないでよ!
浮気なんて…私。
最も軽蔑する行為なのに!」
夫
「え?俺は浮気してた…のか?」
その場にいる全員が(義母除く)
何言ってんだこいつ?と白い目で
夫を見ていた。