私
「初めまして。
タカオの妹のトウ子です。
兄がお世話になっているようで…
兄は優しいですか?
きちんとユヅキさんのことを
大切にしてますか?」
と、夫の方を見ながら言ってみると
目を白黒させながら
冷や汗をかいている夫。
相当ビビりまくってるんだろう…
ジャケットを脱いだ時
脇汗でシャツの色が変わっていた。
気持ち悪っ。
せっかく義母から、
この場所にいることを
許可されたので
ジワジワ攻撃していく事にしよう。
作戦変更だ。
ユヅキ
「はい!タカオさんは
いつも私に優しくしてくれますよ。
私にはもったない人だなぁ〜
って思うんです。」
顔を赤ながら私の誘導尋問に
答えてくれる不倫相手。
私
「兄にこんな可愛い彼女さんが
いるなんて知らなかったなぁ…。
なんで紹介してくれなかったの?
お・に・い・ちゃん?」
私が雰囲気を察して、大人な対応を
しているとでも思ったのかな?
嘘つき親子の顔に
安堵の表情が浮かんだ。
私が味方に付いたと
思ったのなら、大間違いだ!
盛大に後悔するがいい。
夫
「い、いや!そのうち
紹介しようと思ってたんだぁ!
すまんすまん!!ww
トウ子…?お前1人で来たのか?
早く席に戻った方が
いいんじゃない…のか?」
私
「あ!大丈夫だよ!
ちゃんと家族がいたって
伝えてきたからさっ!
…そうだ!
合流させてもらおうかな?」
ユヅキ
「どうぞ!どうぞ!
トウ子さんからも、タカオさんの事
いろいろ聞きたいし!
むしろ、いて欲しいです♩」