
私
「…あの人たちが
何を考えてるのかわからないし…
突入してみる?」
姉
「そうね…
ここでコソコソしてても
埒が明かないしね。」
姉と二人で作戦を立てた。
と言っても、突入するだけなんだけど(笑)
中の様子が姉に伝わるように、
通話状態にして
勢いよく襖を開けた。
私
「こんばんはー!!」
いきなり入ってきた私の声に驚き
夫は手元のワイングラスを
豪快にひっくり返していた。
一方義母は、
驚いた表情をしていたけど、
すぐに元の顔に戻り
信じられない事を言ってきた。
義母
「…ッあら?トウ子?
あなた、どうしてここに?
失礼でしょ?
いきなり入ってきたら。
…みなさん、驚かせてすみません。
この子はタカオの妹なんですよ。」
夫
「ト、トウ子!
どうしたんだ?さては俺の事
付けてきたのか?
い、妹は、
俺の事が大好きなんですよぉ!
全く困った妹なんです!!ハハッ」
さすが親子。
夫は俺の妹をとてつもなく
強調していた(笑)
予期せぬ反撃に
次の行動に悩んでいると、
不倫相手が言葉を発した。
ユヅキ
「タカオさん、
妹さんがいらしてたんですね。
知らなかったです。」
夫
「あ、あれ?そう…だっけ?
おかしいな!
話したとおもってたよ!
ごめんごめんw」
ユヅキ
「初めまして、
ユヅキといいます。タカオさんと、
お付き合いさせていただいてます」
ご丁寧な挨拶と証拠を頂きました。