ユヅキ
「タカオさんと
お会いするのは週に1回くらいです。
お互いに仕事もありますので、
レッスンの後に待ち合わせて
食事に行ったり、
ショッピングしたりしています。
たまに、私の家で一緒に
料理をすることもあります。」
ヤヨイ
「そうですね。
それにはお泊りデートなども
含まれていますか?」
ユヅキ
「それは…はい…」
ヤヨイ
「最後にお聞きしますが、
弟と結婚したいという気持ちに
嘘はありませんか?」
ユヅキ
「嘘なんかありません!
むしろ、私はそう願っています。
今日、ご家族の方にお会いできて、
こんな素敵な家庭を作りたいと、
ますます結婚したいって
思いました!」
私
「素敵な家庭ねぇ…
良かったね?
お義母さん、お兄ちゃん!」
義母を見ると激怒していた。
なんで?(笑)
ヤヨイ
「ユヅキさん、誠実に
ご回答いただき
ありがとうございました。
このままでいるのは心苦しいので、
こちらも真実をお伝えしますね。」
ユヅキ
「え?真実?…ですか?」
温度が下がり気味な座敷を
氷点下へ叩き落す時がきた。
私
「…実は私、妹じゃないんです。
タカオの妻です。」
ユヅキ
「え!は?つ、妻??」
夫は青白い顔をして崩れ落ちた。