浮気

実姉が夫を尾行したらありえない現場に遭遇した…【12】

 

ユヅキ

「仕事のことや普段の生活で

起きた出来事など、色々と

お話させていただきました。

 

会話をしているうちに、

タカオさんから、

生徒としてではなく、恋人として

お付き合いしてほしいと

言われたんです。」

 

ユヅキさんが顔を赤らめながら

姉の質問に素直に答えるのを見て、

夫に対する嫌悪感が湧いてきた。

 

ヤヨイ「…生徒にちょっかいを出す

トレーナーに対して、

職権乱用のようなイメージは

抱かず、むしろ好意的に

感じたということですね?」

 

ユヅキ「はい。真剣な

お申し出だったので、ちょっかいを

出されたという感じは

ありませんでした。

むしろ、真摯な態度に

好感が持てました。

流されたわけではなく、

私の意思でお付き合いすることを

決めました。」

 

夫は堂々とレッスン中に

生徒を口説いていたというわけね…

 

「そ、そうだ!

俺が強く迫ったわけじゃない!!

本人同士が決めたことなんだから

何も問題…ないだろう!」

 

なぜか、

自分は悪くないと主張してきた。

 

ヤヨイ

「…。確かに、恋愛は

自由ですが、口説かれる状況が

レッスンの延長上となると、

所属しているジム側が

どう受け止めるか気になりますね」

 

ユヅキ

「ん?それはどういう?」

 

ヤヨイ

「生徒に対して不適切な

行動をとるトレーナーがいる

ジムは、一般の人から見て

どのように映るでしょう…ね?」

 

場の雰囲気が重くなったが、

姉はかまわず続ける

 

ヤヨイ

「それでは、

弟とどのようなお付き合いを

されていたか、

もう少し教えていただけますか?

一緒に過ごす時間は

週にどれくらいでしたか?」