モラハラ

私の容姿を馬鹿にする夫【16話】

 

「ね。ハゲて金もなくて

嘘つきな、20歳以上も年上の

オッサンのどこがいいの?

 

お し え て ♪」

 

夫、このタイミングで

ノコノコと、かつひっそりと

戻って来やがったw

 

サリイ

「あの、

ほんと色々すみませんでした。

私、何か…っ

勘違いしていたみたいです。

 

ナオフミさんのこと、

お返しします!」

 

「ふぁ!?」

 

サリイ

「じゃ、

そういうことで。サヨナラ」

 

そう言い逃げしようとする

サリイを私は引き止めた。

 

「だ・め・よ。

あなたも夫が既婚者だって

知っていたって、さっき

自分で言っていたじゃない。

慰謝料を私に払わなくっちゃ。

あなた、

昼間はOLしてるでしょ?

バックレたらお勤め先に

内容証明発射する準備は

できてるのよ」

 

私がそう止めを刺すと、

プルプルと震えていたサリイは

夫に掴みかかった。

 

サリイ

「この、この!

クソオヤジ!

なんで私がこんな目に!

てめえのせいだぞ!

どうしてくれんだ!?

ふざけんなよ!?

誰がてめえなんか、

金もねぇのに相手にすると

思ってんだよ!」