私
「まあ!いつも主人が
大変お世話になっております。
妊娠中の私に代わり、
下半身のお世話まで
任せきりになってしまって。
私、夜のお店って
詳しくなくって!
キャバクラってそういう
サービスもあるって
初めて知りました!
だからこんなに
男性ばっかりなんですね!
勉強になりました!
あ、今日は主人に代わって
お礼に来ただけですので。
じゃ、これで」
騒然とする店内。
ママらしき人が悲鳴に近い声で
サリイの名前を
叫んでいたけど、シラネ。
重いお腹を抱えて帰る途中、
ひっきりなしに夫からスマホに
着信があった。
私が乗り込んだのをサリイが
チクったんだと思う。
そのまま無視して帰宅。
玄関を開けると、
鬼の形相の夫が
仁王立ちしていた。
夫
「お、おま、おま!
サリイの所に行ったのか!」
私
「そうだけど?」
夫
「何しに行ったんだよ!?」
私
「え?主人の下半身の
お世話をしてくれて
ありがとうございますって
伝えただけよ」
夫
「ふざけんなー!」
大声を上げる夫。