モラハラ

私の容姿を馬鹿にする夫【5話】

 

赤ちゃんは安定期に

入った所だったのに、

私の心はボロボロ。

 

そんな時期に

夫の浮気がわかった。最悪。

 

発覚した経緯は次の通り。

 

いつもの如く泥酔して

帰ってきた夫はスマホを

リビングにポイッと

放置してベッドで爆睡。

 

まだ夫の心を取り戻そうと

必死だった私はせめて充電でも

と思ってスマホを手に取った。

 

そしたらLINEの着信が

立て続けに何件も。

 

送信元の名前が表示されない。

 

私は瞬時にそう考えて、

中身を覗いた。

 

ビンゴ。

 

行きつけのキャバクラの

ホステスと思われる

サリイという女と、

そういう関係というのが

明らかにわかる

トーク内容だった。

 

「嫁なんてただの同居人。

せいぜい飯炊き女だよ。

あんなブクブクに

デブった奴に、ピクリとも

反応しねぇもんww」

 

夫「その点サリイは

ほっそりしていてたまんねぇ。

何度でも抱きたくなる。

早く次のシフト、

教えてくれよ。

会いに行くから!!」

 

「なあ、欲しいモンがあれば

遠慮なく言えよ。うちの親、

結構な土地持ちで俺に兄弟は

いないから、ゆくゆくは

全部俺のものになるんだよね。

金ならあるよ」

 

若い子を金で買う、

醜悪なオッサンがそこにいた。

 

気持ち悪い。