しかしそこで突っ込んで
怪しまれたら元も子も
ないので
見て見ぬふりをした。
そして出発の当日、
私はヨシキに
私
「三日間も留守に
しちゃって悪いけど
よろしくね」
といって家をでた。
しかしもちろん
出張なんていうのは
真っ赤な嘘だ。
ここから友達に
協力してもらい本格的に
計画が始動する。
まず私が家を出てから
すぐに友達が
私の家の前で
張り込みをしてくれる。
もしヨシキが女を
連れ込んだりしたら
すぐに分かるという
寸法だ。
もしかすると私が
出て行ってすぐ動くかと
思ったが、意外にも
友達からは
何の連絡もなかった。
ということは、
ヨシキは家から
出ていないのだろう。
そこから3時間、4時間…
5時間、と過ぎたがヨシキに
何の動きも
なさそうだった…