義母
「お前の作った
料理が見るからに
不味そうだからだろ!
作り直せ!
こんな不味そうなの
親に出すなんて
どういう
神経してるんだ!
ああ…気分が悪い!」
そう言うと義母は
私が作った料理を
シンクへぶちまけたのだ。
もう、言葉も出なかった…
手もつけていないまま
シンクに
捨てられてしまったのが
悲しくて
その場に呆然と
立ち尽くしてしまった。
そこへちょうど
タイミングよく仕事を
終えた夫が帰ってきた。
夫はすぐに家の中の
雰囲気がおかしいことに
気づいて
夫
「トウ子?
なんかあった?」
呆然としていて
すぐに言葉が
出てこなかったけど
夫に今あった事を伝えた。
突然魚料理が食べたいと
言われ、準備をしたのに
料理を変更しろと
無茶を言われたこと。
口答えをしたら
怒鳴られ、せっかく作った
料理をシンクに
ぶちまけられたこと。