浮気

臨月の私を放置。ド天然義母が張り切った結果【6】

 

義母

「証拠はまだ十分じゃないわ!

1回だけだと言い訳されたら、

どうしようもないでしょう!?」

 

と更に証拠を集める気満々だった。

 

そこから1ヵ月、

義母は地道に調査を進めた。

一方で私の方は臨月を迎えていた。

そんなある日、私は破水。

 

予想をしていたことでは

あるけれど、夫とは連絡がつかず。

 

私は予め手配しておいた

陣痛タクシーで病院に行った。

 

陣痛タクシーが来るまでの間、

痛みに耐えながら私の両親と

義両親にも連絡。

どちらも飛び上がらんばかりに喜んだ。

 

義母

「待っていなさい、

トウ子ちゃん。

私が飛んで行きますからね!」

 

普通なら出産の時に

義母がいてほしいと思うお嫁さんは

少数派だと思う。

 

でも、私の場合、肝心の夫は

連絡がつかず。

実両親は飛行機の距離で、

どんなに早くても翌日の

昼前にしか到着できないという。

 

元々義両親との関係は

良好だったので、

私のために駆けつけてくれると

いうのは本当に嬉しかった。

 

私は陣痛室で検査を受けつつ、

時折襲ってくる痛みに耐えながら

義母が来てくれるのを待った。

 

痛みがあるとはいえ、基本的には

横になっているだけ。

だから余計なことを考えてしまう。