私の料理だけマズく作る姑に盛大に仕返ししてみた【6話】

 

義実家に到着したのは

約束の30分程前です。

義母曰く、

 

「嫁なんだからせめて
 
1時間前には
 
来るべきでしょ!」

 

何て言っていました。

その時はまだ、

 

 

なんだろ?
 
やたらと機嫌が悪いな…

 

 
くらいにしか

思ってなかったんですが、

これが義母からの

嫁いびりの始まりでした。

義母は私達をテーブルに

座らせ料理を

だしてきました。

メニューは魚の煮物、

貝汁、ほうれんそうの

おひたしなどでした。

一見すると特に

変わったことはない、

家庭的な料理でした。

特に魚の煮物は

夫の好物らしく

 

「おお!今日は
 
俺の好きな煮魚じゃん!
 
やったぜー!」

 

と言って喜んでいました。

私もさっそく箸をつけ

一口目を口に運んだ瞬間

 

っ!!ううぐ!
 
な、なんだこれ!?

 

口の中が違和感で

いっぱいになりました。

よく見ると私の魚は鱗が

残ったままだったのです。

それもたまたま取り残しが

あった、というレベルでは

なく明らかに

全く取っていません…