義実家に到着したのは
約束の30分程前です。
義母曰く、
「嫁なんだからせめて
1時間前には
来るべきでしょ!」
何て言っていました。
その時はまだ、
なんだろ?
やたらと機嫌が悪いな…
くらいにしか
思ってなかったんですが、
これが義母からの
嫁いびりの始まりでした。
義母は私達をテーブルに
座らせ料理を
だしてきました。
メニューは魚の煮物、
貝汁、ほうれんそうの
おひたしなどでした。
一見すると特に
変わったことはない、
家庭的な料理でした。
特に魚の煮物は
夫の好物らしく
夫
「おお!今日は
俺の好きな煮魚じゃん!
やったぜー!」
と言って喜んでいました。
私もさっそく箸をつけ
一口目を口に運んだ瞬間
っ!!ううぐ!
な、なんだこれ!?
口の中が違和感で
いっぱいになりました。
よく見ると私の魚は鱗が
残ったままだったのです。
それもたまたま取り残しが
あった、というレベルでは
なく明らかに
全く取っていません…