モラハラ

病気がわかると捨てられた私【7話】

 

そして入院と

自宅療養の繰り返し。

 

3週間入院して

1週間自宅に戻る。

このサイクルを3回繰り返した

けれど、私の太くて

しっかりしていたはずの

髪の毛は

全て抜け落ちてしまった。

 

挫けそうな私の支えに

なってくれたのはまず両親。

 

それからネットの

顔も知らない人たちだった。

 

私は同じ病気の人の話を

知りたくてネットを

漁りまくっていた。

 

と、同時に自分の状況も

両親以外の誰かに

聞いてほしくて、

ブログを開設した。

 

同病相憐れむ、

ではないけれど、すでに病気を

克服した人からは温かい

励ましの言葉をもらった。

 

これから手術や抗がん剤の

治療を控えている人達からは、

逆に励まされたという

コメントもついた。

 

こうして励まし励まされした

ことで、私は前向きに

治療に臨むことができた。

 

こうして私は半年にも及ぶ

抗がん剤の治療を乗り越え、

社会復帰を

果たすことができた。

 

髪の毛は全然戻って

なかったから、ウイッグを

被っていたけどね。

 

さすがにありのままの姿で!

ってほど割り切れては

いなかったし、やっぱり女性の

そういう頭は周りが

ビックリしちゃうというか、

気を遣いすぎちゃうと

思ったから。