めちゃくちゃ
恥ずかしかったけど、
思い切って伝えた。
そうしたら
彼
「そうだね。
僕もトウ子とは
ずっと一緒にいたい。
ちょっと…
恥ずかしい話なんだけど
…お金がないから
結婚式なんかはあげられない。」
申し訳なさそうに、
眉毛を下げながら
話してくれた。
彼
「もう僕には両親も
いないから、顔合わせも
できないけどいいかな?」
元々私も片親で、
その母親も数年前に
新しい相手と
再婚しているし、
新しい命も授かっている。
とても仲がいいので
邪魔しないようにしていた。
私
「そうしたら、
籍だけ入れよう。」
私と彼は静かに夫婦となった。
確かに、結婚式には
憧れを持っていたし、
ウェディングドレスを
着たいと思ってたけど、
大好きな彼と一緒に
いれるなら式もドレスも
関係なかった。