【えー、これどーするよー】
と困っていたところに、
白と黒のツートンカラーのお車登場。
後で知った話だが、母が通報し
サイレンを鳴らさず来てもらうように
頼んだらしい。母GJ!
お巡りさんの説得も虚しく、
身振り手振りでギャーギャー喚くユリエ。
幸か不幸か、
お巡りさんのほっぺたに
ユリエが振り回した手が
当たってしまった。
公務執行妨害です。
本当にありがとうございました!
というわけで、
ユリエは警察にお持ち帰りいただいた。
「ああいう人」を回収するのも
警察のお仕事なんだな…
黄色い救急車じゃないんだな…
と、ぼんやりしながら見送った。
疲れた。
父
「トウマ君はなんで
あんなのが良かったんだ?
どう考えてもキヌ子の方が可愛いし、
賢いし、良い子なのになぁ」
ゲッソリしながら呟いていた。
騒動を目撃していたご近所さんにも
「不審者」と認識されたユリエ。
その後私の実家に
再度突撃しようとしたところ
危険を察知した
ご近所さんにより通報されて、
恥をかくという目にもあった。
これに懲りたのか、
ユリエからの突撃もなくなり
実家にはようやく平和が訪れた。