嫁いびりが大好きな義母が親戚の集まりで『まずい料理作るな!』と、料理を捨てた結果… 【10話】

 

皆が、本格的な日本料理を看板にしている。

誰も許すわけはない。 

そんなところに、素人同然の私が、

料理を持って行って

どうなるというのだろうか。 

 

私「お義母様。 

差し出口をお許しください。 

他の事はともかく、

これは、お客様に

お出しするお料理を決める会です。 

私が参加したとしても、

恥をかくだけのことになるかと」 

義母「ご謙遜(けんそん)ね。 

あなたのお料理、

美味しいじゃない」 

 

しれっと、

義母は言ってのけた。 

昨日の夜は「肉じゃがにして」と

要望しておきながら、

いざ食卓へ出すと 

 

義母「なあにこれ?

肉じゃが? 和食なの?

初めて見たわ」 

 

などと鼻で笑ったのを、

お忘れか。 

なのに今日は突然、

料理を褒(ほ)めて、

献立合わせの会へ出ろという。