曰く、
・お互いに相手を尊重し合い、
家事も育児も協力して
取り組むこと
・お互いの両親を
大切にすること
・それぞれの名義の通帳の
他に共同の口座を用意し、
一定金額を毎月貯金すること
など、私から見れば
当たり前のことばかり。
ところがハヤテ母は
これが気に入らなかった。
ハヤテ母
「まあ!
まああああ!娘が娘なら
母親も母親ね!
夫の親に物申すだなんて!
キヌ子さんには徹底した教育が
必要なようね!」
わかっていたことだけれど、
話しが通じない。
ここで母がハヤテ母に
大ダメージとなる
言葉をぶつける。
母
「ハヤテさんが出してきた
条件を私どもも拝見しました。
そちらでは
夫の浮気を容認されているとの
ことですね。
ああ!もしかして今も
旦那さんは浮気中なのですか?
だから、このような場にも
姿を見せないのですね!
うちはほら、この通り主人も
おりますのに。
なんともお気の毒に…」
ものすごーく可哀想な者を
眺めるような目をしてみせた。
もちろん、これは家族で
打ち合わせた演技である。
ハヤテ母
「んな!
なんて無礼な…!」
ハヤテの母親は
ワナワナと震えていた。