ハヤテ
「あ…えっと。
じゃあさ、掃除や洗濯は
女性の方が上手…」
私
「なんで?自分で
使ったものは自分で片づける!
幼稚園児でも知ってるわよ。
っていうか、今までどうやって
生活してきたの?
お手伝いさんでも
雇ってたの?」
ハヤテ
「だ、だから、
生活費は俺が
キヌ子の分まで稼ぐから…」
私
「なんで?
なんで勝手に私が仕事を辞める
ことになってるの?
私、好きでこの会社に
入ったし、定年まで
勤める気なんですけど?」
ハヤテ
「なんでって…
だって!うちの母さんは
専業主婦だったんだよ!?」
なにそれ?意味がわからない。
私
「何十年前の話よ?
今どきそんな女性、
見つけるのも大変だよ。
あ、そうだ!
いっそのことお母さんに
結婚してもらいな!
ちなみに私の母は
共働きで私を育てたけどね」
ハヤテ
「なんか…
想像してたのと違う」
私
「はあ…?
料理、できるよね?
掃除、できるよね?
洗濯、できるよね?
もしかして、本当に
全部できない?
やったことない?
学生時代は
1人暮らししてたのに?」