モラハラ

彼氏からのプロポーズ…その後、とんでもないことに【7話】

 

ハヤテ

「あ…えっと。

じゃあさ、掃除や洗濯は

女性の方が上手…」

 

「なんで?自分で

使ったものは自分で片づける!

幼稚園児でも知ってるわよ。

っていうか、今までどうやって

生活してきたの?

お手伝いさんでも

雇ってたの?」

 

ハヤテ

「だ、だから、

生活費は俺が

キヌ子の分まで稼ぐから…」

 

「なんで?

なんで勝手に私が仕事を辞める

ことになってるの?

私、好きでこの会社に

入ったし、定年まで

勤める気なんですけど?」

 

ハヤテ

「なんでって…

だって!うちの母さんは

専業主婦だったんだよ!?」

 

なにそれ?意味がわからない。

 

「何十年前の話よ?

今どきそんな女性、

見つけるのも大変だよ。

あ、そうだ!

いっそのことお母さんに

結婚してもらいな!

ちなみに私の母は

共働きで私を育てたけどね」

 

ハヤテ

「なんか…

想像してたのと違う」

 

「はあ…?

料理、できるよね?

掃除、できるよね?

洗濯、できるよね?

もしかして、本当に

全部できない?

やったことない?

学生時代は

1人暮らししてたのに?」