ハヤテ
「どうしちゃったの?
俺、何かキヌ子を
怒らせるようなことをした?
まじでわからないんだけど?」
ハヤテ
「もしかして、
あまりに当たり前のことを
文章にしちゃったから、
馬鹿にしてると
受け取られてしまったかな?
あれは俺なりに誠意を
示したつもりだったんだ。
けしてキヌ子を
馬鹿にしたわけじゃないんだ」
ハヤテ
「キヌ子は
俺と結婚したくないの?
俺はキヌ子と結婚したいよ。
でも、このままだと
できなくなるよ」
あまりに私の気持ちも
何もかもが通じていなくて、
返信すら
億劫になってしまった。
結果として既読無視に
なってしまったのは私も
良くなかったかもしれない。
けれど、焦れたハヤテは、
ハヤテ
「どうして
返事をしないんだ?
このまま婚約破棄を
するつもりか!?」
ハヤテ
「俺を騙して
弄んだのか?
結婚詐欺で訴えるぞ!」
と脅しのような文言まで
送りつけてくるようになった。
あまりにしつこいので1度、
ファミレスで
会って話すことにした。