義母が義実家に私が身を寄せることを
提案してくれた。
正直、これは助かった。
なので、私は義母に甘えることにした。
半年が過ぎた現在も
ヤスキとは別居を継続中だ。
ときどきヤスキから電話が来る。
ヤスキ
「キヌ子〜。
お金が足りないんだよ。
どうしたらいいんだ?助けてくれよ」
…なんて情けない。
慣れない家事と家計の
やり繰りで大変なんだって。
ヤスキのお給料でも
家賃は払えないこともないんだけど、
どうしても無駄な出費を
減らせないらしい。
食費を削って、
もやしやら豆腐やらを使った
節約レシピ集を必死で
かき集めているんだって。
ヤスキ
「キヌ子はきちんと
家計を計算して管理していたんだ…」
と、今更ながらに実感しているらしい。
義母
「キヌ子さんが毎日
我が家にいてくれると
賑やかで楽しいわ。
ヤスキは放っといて、
ずーっといてくれて良いのよ」
私も同じように思っている。
ぶっちゃけ、家に戻らずに
義実家でずっと暮らしても
いいとすら思える
今日この頃だったりする。
終わり