実は私は、夫があの場で自分の非を
認めなかった場合を想定して、
離婚届も準備していた。
別居申し出の時にそのことも話したら
夫の顔色が真っ青になっていたよ。
私がここまで腹を括っているとは
夢にも思っていなかったらしい。
ヤスキ
「俺が間違っていた。
本当にゴメン。
だから、追い出さないでくれ」
と縋りつく夫に
私
「なにを勘違いしているの?
家を出るのは私。
あなたに必要なのはまず1人暮らし。
そして、家計の管理を
しっかり勉強すること。
あなたがきちんと計算ができて、
管理が出来るようになれば
私は家に帰ります」
と私は宣言した。
夫に対して強気に宣言したはいいものの、
【通勤に便利な部屋を
新たに借りるのも大変だな~】
【今の家、けっこう
気に入っていたのになぁ…】
そう思っていたら、
思わぬところから助け船。
義母
「キヌ子ちゃん、よければ、
しばらくうちにおいでなさいよ。
もう1部屋アパートを借りるのは、
時間も労力もお金も大変よ。
それにキヌ子ちゃんのご実家は遠いし
夜は危ないから心配だわ…」