モラハラ

女を見下してくる夫に全部任せてみた結果 【15話】

 

実は私は、夫があの場で自分の非を

認めなかった場合を想定して、

離婚届も準備していた。

別居申し出の時にそのことも話したら

夫の顔色が真っ青になっていたよ。

私がここまで腹を括っているとは

夢にも思っていなかったらしい。

 

 

ヤスキ

「俺が間違っていた。
 
本当にゴメン。

だから、追い出さないでくれ」

 

 

と縋りつく夫に

 

 

「なにを勘違いしているの?
 
家を出るのは私。
 
あなたに必要なのはまず1人暮らし。
 
そして、家計の管理を

しっかり勉強すること。

あなたがきちんと計算ができて、
 
管理が出来るようになれば
 
私は家に帰ります」

 

 

と私は宣言した。

夫に対して強気に宣言したはいいものの、

【通勤に便利な部屋を
 
新たに借りるのも大変だな~】
 
【今の家、けっこう

気に入っていたのになぁ…】

そう思っていたら、

思わぬところから助け船。

 

 

義母

「キヌ子ちゃん、よければ、

しばらくうちにおいでなさいよ。

もう1部屋アパートを借りるのは、

時間も労力もお金も大変よ。
 
それにキヌ子ちゃんのご実家は遠いし
 
夜は危ないから心配だわ…」