モラハラ

女を見下してくる夫に全部任せてみた結果 【14話】

 

相談した私が却って心苦しく

なってしまうくらいだった。

そんな空気を察してくれたのか、

 

 

義母

「私も、同じ女性として
 
そんな侮辱は許せないわ!

ひとつ、あの子を

懲らしめてやりましょう!」

 

 

と、言ってくれたのだ。

その後は義姉を含めた3人で、

夫が言いそうなことをシミュレーション。

どういい返そうか練習して当日に備えた。

その甲斐あって、何度か

ヤスキが反論を試みるたびに

【仕方ないよね~、私たち女だし~】

【考えなしに喋っちゃうし~】

【後先考えないけど、

それが女ってもんだし~】

こうやってトリプルパンチで

夫に返すことができた。

3対1で形勢不利な夫は、結局

項垂れてしまう結果になった。

この段階になってようやく、

常日頃の女性叩きの反撃に

合っていると気づいたヤスキ。

気づけば私たちの前で土下座した。

 

 

ヤスキ

「今まで酷いことを言い続けて、
 
すみませんでした」

 

 

夫はついに自分の非を認めたんだ。

私は内心、喝采を上げていた。

でもさ、この夫の謝罪が

その場限りのものじゃないって、

誰が断言できる?

私は時間が必要だと思ったよ。

なにせ、女だからネチネチと

根に持つ性質なんでね。

私はその場で別居を申し出た。

もちろん、これも事前に

義母と義姉には相談済みで

賛同も得ている。