ヤスキ
「あーあ。
この程度で泣き出すってなんだよ。
きちんと反論すればいいだけだろ」
…と来る。ここまでは
女性の私でも【まあ確かに…】
と思えなくもない。
ヤスキ
「結局女だから、泣けば
誰かから同情される、許される
って思ってるんだよな~。
そんな甘っちょろい考えなら、
仕事としてカメラの前に立つな!」
…と、本気で
番組の内容に腹を立てるのだ。
確かに最近のバラエティ番組に見られる
節度のないイジリは私もどうかと思う。
でも、それは言われる側が
悪いんじゃなくて
そういうイジリをする方が
悪いのであって、
ターゲットにされる方は
悪くないのでは?
これはあくまで一例であって、
これがドラマであっても
ニュース番組であっても、
ヤスキは女性叩きに持ち込んで
水を差さないと気が済まないのだ。
いくら私が
私
「ねえ、私はこの番組を見て
楽しんでるのよ。
そういうことを言って、
白けさせるのをやめてくれないかな?」
と頼んでも、
ヤスキ
「何だよ、たかがテレビ番組に
本気になってるのかよ?
これだから女っていうのは
レベルが低いよな」
と、私にまで矛先を向けてくる始末。
正直、離婚が頭をよぎることもあった。
でも、私には
その踏ん切りがつかなかった。
というのも、義母と義姉が
すごく良い人たちなのだ。