夫と口論になると、
ダンマリを続けていた姉が
シクシク泣き出した。
そして嗚咽を漏らしながら
部屋に戻った。
夫
「お前な~!正論をぶつけりゃ
いいってもんじゃないんだよ!
お義姉さんを
泣かせて楽しいのか!?
2人ともずっとお前が
面倒見てやればいいじゃないか。
簡単なことだろ!!」
とんでもない暴論を
投げつけてきた。
さらには…
夫
「見た目だけじゃなくて
心まで不細工だなんて、
本当に救えないヤツだなw」
とバカにしてきた。
頭と胸のあたりから
熱がすぅっと引いていく感覚を
覚えた。
私
「2人とも、
もう好きにすればいいよ」
とだけ言って、
私はヒナちゃんを病院へ
連れて行った。
検診が無事に終了し帰宅すると、
家はもぬけの殻だった。
夫も姉もいない。夫の車もない。
とりあえずヒナちゃんを
ベビーベッドに寝かせていると、
インターホンが鳴った。
カメラを確認すると
義兄だったので、
すぐに招き入れた。
義兄は玄関に入り込むなり、
へたりこんだ。
義兄
「トウ子ちゃん、
どうしよう…浮気してた…」