2人揃って私を悪者扱い。
自宅なのに
完全にアウェイだった。
その後も、夫とアケミの以上に
近い距離感と私を疎外するような
行動は度々あった。
例えば、
夫
「今日は、仕事の根回し
ついでに夕飯は外で食べてくる」
という連絡の後、なぜかアケミと
一緒に帰宅したり、という風に
引っ越しの翌週には、
アケミは夫が不在でも家に
上がり込むようになってきた。
アケミ
「ねぇトウ子さん?
もうそろそろお昼だよね」
私
「そうですね」
アケミ
「そうですね…ってw
お昼ごはんは?」
私
「え?」
アケミ
「私、お腹空いたのよ。
何か作ってくれない?
デリバリーでもいいけど」
と、私を使用人か何かとでも
思っているような振舞いをする。
食事の要求なら
まだ可愛いものだ。
アケミ
「ねえ、合鍵をくれない?
インターホンを鳴らして、
オートロックを開けてもらうって
イチイチ面倒なのよねw」
と非常識極まりないことを言う。
私
「さすがに、ここは
私達の家ですから、赤の他人に
鍵を渡すわけにはいきませんよ」
アケミ
「えぇ~!ねえ!
タクミぃ~。トウ子さん
意地悪をするんだよ!!
ひどくない?」
鼻にかかったぶりっ子声で、
ちょうど帰宅した夫に
縋りついた。
さすがにこんな馬鹿げた話は、
夫も断ると思ったのに…