私「どうして…
なんでしょうかね。
たぶん、すごく地味で、
あんまり面白みが
ないから……かな」
夫「そうだな。
確かに地味だけど、
それはメイク次第で
よくなると思う。
面白みがないのは
経験が足りないから。
俺は、キヌ子さんの
地味なところも、
面白みがないところも、
評価できるな。
これから学べば
いい事なんだから」
その流れで告白され、
プロポーズもされた。
まだ20歳に
なったばかりで、
両親も弟も
「ちょっと早くない?」
と、首を傾げた。
夫は、必ず幸せにしますと
力説し、私にも…
夫「キヌ子を
守ってあげる。
若い女の子を
リードするのは、
年上の男の務めだからね。
俺の事を、
頼らせてあげる。
これはキヌ子だけの
特権だ」
熱心に語った。
初彼との結婚なんて、
夢のような話だった。
中学生のころから、
何となく、
将来は初めて
お付き合いした男性と
結婚したい、なんて
思っていた。
夢が叶う!