私はもう、すっかり
舞い上がってしまった。
その後、夫からは
よく声をかけられた。
食事にも誘われた。
夫「キヌ子さんは、
頑張り屋だな。
指導し甲斐があるよ」
私「いえ、
そんな事ないです。
お陰さまで、
少しずつですけど、
仕事を覚えてきました」
夫「そうだな。
確かにスローペースだし、
もうちょっと頑張って
欲しいところはある。
でも、そこも含めて、
俺は君を
評価してあげているよ」
私「ありがとう
ございます」
夫は、何度も私を
食事に
連れて行ってくれた。
年齢イコール
彼氏いない歴だった
私には、大人の男性の
エスコート、
優しい包容力は、
ただただ新鮮だった。
夫「そうか。
いままで彼氏が
いなかったのか。
どうして?」