浮気

離婚を私のせいにする夫の結末…【16】

 

「元はと言えば、お前が俺に

文句ばっかりネチネチと

言ってくるからだろうが!!

俺の金で

ダラけた生活してたくせに!!

それを棚に上げて!

騙しやがって!!

 

恥を知れ!!!」

 

“恥を知れ”

それは、お前だろう…

という空気が家族間で流れた。

 

「休みの日に家族一緒に

出掛けたいって言われるのが

そんなに嫌だった?

仕事から帰ってくるの遅いって

言われるのも嫌だったんだよね。

 

あなたには文句に

聞こえたかもしれないけど、

私たちは家族と一緒に

過ごしたかっただけだよ。

 

育児に必死であなたや

自分の身の回りのことが、

おろそかになったのが

そんなに悪いことかな?

だからって、不貞行為に走るのは

違うと思う。

 

こうなる前に、

もっと話し合いとか色々

方法はあったんじゃない?」

 

「うるせぇ!!

まじで、うるせぇんだよ!

 

そういうところだよ!!

他の女に走らせた原因は!!

原因は、お前にあるんだから

俺は悪くない!」

 

「わかった…

あなたがそこまで、私が原因での

離婚に自信があるというのなら、

裁判で決着をつけましょう」

 

「…え…」

 

裁判と聞いた瞬間、

さっきまでの勢いが無くなったが…

すぐにニヤリという

イヤな笑い方をしながら

 

「え?は?w

裁判?お前金ねぇじゃんww

弁護士雇えんのかよw

そんな金あるわけねぇよなw」

 

「そちらがその気なら、私は

弁護士を立てるつもりでいます。

不倫の証拠は画像が山ほどあるし、

音声データもあるので、

こちらの方が

有利だとは思いますが…」

 

夫「…ッ

雇えるもんなら雇ってみろよ!!」