私
「ギャンブルもやめたって
言ってたのに、
パチスロ店にまで入り浸って!」
夫
「人違いだ!
いい加減なことを言うな。
証拠なんてないだろ!」
私
「はい。どーぞ」
私は興信所のスタッフが
現像してくれた写真を差し出す。
驚愕したように目と口を開く夫。
私
「パチスロも浮気も、
興信所を使って調査した結果よ。
全部証拠もある。
でね?気になることがあるの。
これだけマホさんに
会いに行って、パチスロ打って、
アンタ…いつ仕事をしてたの?
まさか、仕事してなかった
なんてことはないわよね?」
半ば確信して
イイ笑顔で聞いてみる。
夫は黙ったままだった。
私
「言い訳はないの?
アンタの得意技じゃない」
夫
「生活費ならちゃんと
入れてたじゃないか。
…仕事は…してたさ」
語尾が弱弱しくなる夫。
私
「良かった。
それならマホさんから
預かっていた結婚資金とやらは
手付かずよね?
彼女、もうあなたと
結婚する意思はないそうよ。
だから今すぐ返してあげて。
せめてお金が全額揃っている所を
見せてあげてちょうだい」
夫
「な、なんでそれを…」