私
「ご冗談を(笑)
あなた、メーカーの
ご令嬢と再婚コース
だったんでしょ?」
シュウジ
「あいつとは別れる!
元々は政略結婚みたいな
ものだったんだ。
決して、気持ちが
変わったから
なんかじゃない。
俺は今も、トウ子を愛している!」
私
「ちょ(笑)
寝言はベッドの上でどうぞ。
あのね、私が何も
知らないとでも思ってる?
ご令嬢は私より6歳も
若くて、シュウジは
乗り気だったんでしょう?
それを今さら、
何言ってるのよ」
シュウジ
「そ、そんな事は決して無い!!」
私
「そんな事は
大有りでしょうに。
あなたのお母様から聞いてるの。
とぼけても無意味だよ」
言い訳を、バッサリ
切ってやった。
どうせ、銀行員として
手堅くキャリアを
積んでいる私の収入が
目当てで、復縁要請に
決まっている。
誰が、そんな弁解を
受け入れるもんか。
馬鹿にするのも
いい加減にしろ!!