義母「あんたは、
すぐにでも
会社を辞めなさい。
同居と酪農の手伝いは
絶対にやって
もらいますからね！」
私
「お断りします！
私がいまの会社に
ずっと勤めたい希望は、
シュウジさんも
承知の事です。
むしろ
シュウジさんが、私に
会社勤めを辞めないよう、
言ってきたほどですよ。
お義母さんは、
シュウジさんの意向を
無視されるんですか？」
私も強気で応戦した。
しばらくは、酪農家の
嫁なら家業手伝いが
常識という義母と、
そんな常識はもう古い！
今は夫婦で家庭の方針を
決める時代と主張する私。
両者一歩も譲らずと
いった感じで
火花バチバチだった。
間に挟まったシュウジは
おろおろするだけ。
親と妻の顔色をうかがい、
何かを考えているような
様子で、ひたすら
沈黙していた。
先にしびれを切らしたのは
義母で、急に
シュウジを見て
義母
「シュウちゃん！
あんたも何か言いなさい！
酪農家の跡取り息子
なんだから、
分かっているでしょ？」
詰め寄り始めた。
夫はうん、とか
えーととか、
何とも歯切れが悪い。
私もついカッと
なってしまって
