結局、言いたい放題をして
勝手に満足したらしい
義母が打ち合わせの席を
立つまで、2時間かかった。
私
「シュウジ?
お母さま、やけに
張り切って
いらっしゃるけど、
まさか仕切り役を
任せるつもりじゃ
ないよね?」
聞いてみたら、
シュウジは頭をかいて
シュウジ
「あっ!
それなんだけどさ。
母さんにも付き合いが
あって、互助会館で
結婚式やるって事に
決まっちゃったみたい…」
私
「何よそれ?
そもそも、互助会館って
いうのが良く
分からないんだけど?
冠婚葬祭の
互助会ってこと?
そういえば、家業の
都合って言って
らしたけど、それは何?
私、シュウジの実家が
自営業だとは、
今まで聞いてなかったよ」
シュウジ
「それも説明するよ。
実は、うちは酪農
やっててね。
互助会は、確かに
冠婚葬祭に
ついてのものだよ。
うちの周辺は
みんな酪農家で、
組合もあって、互助会を
作ってるんだ。
付き合いっていうのは
それの事で、
しっかりやらないと、
後で大変な事になる」
かなり重大な内容を、
あっさりした口調で
語った。
…私は仰天した。