私
「ちょっと待って!
和式って、
神前式の事よね?
私は神前式でも
構わないけど、
確認する相手が
違うんじゃないの?
新婦は私よ?」
私のちょっときつめな
質問に、シュウジでは
なく義母が顔をしかめて
義母
「あんたは
黙ってなさい!
大事な話なんだから、
決まるまで
待っているべきでしょ!」
信じられない事を
言い放った。
いやいや、
そうじゃないわ!w
大事な話だからこそ、
私とシュウジの間で
決めるべきで、
黙って待つのは義母だと
思うのだけど。
思ったことを
口に出そうとしたら、
義母がさっさと
パンフレットを
出してきた。
互助会館、結婚式プランの
ご案内って書いてある。
申し訳程度に
ウェディングドレスを
着た花嫁の写真は、
表紙にあったけれど、
イチオシは明らかに
神前式だとわかる。
白無垢の写真のほうが、
圧倒的に大きいし目立つ。
義母
「このプラン
だったら、予算は…」
なんだか、自分が結婚式を
挙げるかのような
勢いだった。