浮気

夫からの望み通りにした結果 【13話】

 

夫「起きるのも難しい体調の時に

【絶対に出ろ!】って言うんですか!?」

 

嘘を重ねた上に逆ギレまでかました夫。

 

基本的に社長さんは温厚で情に厚いが、

これには我慢の限界を迎えたとのことだ。

 

社長

「そうか、君は具合が悪くて家で
 
布団の中にいたんだな!?
 
それならどうして、君の社用携帯が
 
那須温泉にあったんだね!?」

 

ポカン、と口を開け、

パクパクとさせる夫。

 

社長

「何度電話を入れても
 
留守電にしかならないから、
 
GPSで位置情報を

確認してるんだよ、私は!

 

証拠がいるかね!?
 
ほら、スクリーンショットを

撮影しているから、
 
存分に確認したまえ!」

 

さすが社長。

あの時GPSで夫の居場所を

確認しただけではなく、

しっかりと位置情報を

証拠として押さえていた。

 

夫は真っ青になってしどろもどろに。

ここで観念するかと思ったら、

急に開き直ったというのだから

恐れ入る。

 

「ええ、ええ、
 
わかりました!
 
…わかりましたよ!
 
そこまでおっしゃるのなら
 
解雇でもなんでもお好きにどうぞ!」