【7】以外に言えないのか、
と突っ込みたくなったが私はしなかった。
やばい、夫の反応が楽し過ぎる。
私
「会社にもバレてるし、
社長さんもご存知よ~」
とからかうと、
夫
「こんの!クソアマ!
余計な事ばっかりしやがって!
お前さえ大人しくしていたら、
全部丸く済んだのに!!」
…と発〇。
いや、私が大人しくしてても
いずれどこかからバレるでしょ(笑)。
そんなこともわからないくらい、
浮気相手との逢瀬に
ドはまりしてたのかと思うと、
ダサすぎる。
ここで私は爆弾を投下することにした。
それも破壊力が抜群の奴を
一発お見舞いすることに。
私
「ああ、そうだ!
思い出した。あなたが浮気相手と
大事な【出張】に出かけている間に、
会社から封書が来てるはず。
私の勘違いじゃなければ
解雇通知だと思うんだよねぇ」
ニヤニヤ笑いが止まらない私。
性格が悪いとは思うけど、
夫にされてきた仕打ちを考えたら、
このくらいは許してほしい。
夫は慌てて玄関口のポストに
向かったようだ。
無言ながら荒い息遣いと、
ドタバタとした足音から
相当慌てていることが伝わってきた。