浮気

夫からの望み通りにした結果 【7話】

 

私「主人が本当に申し訳ありません…。

処分は如何様にでもお願いします」

 

と私は頭を下げた。

社長も

 

社長

「いや、仕事を理由に女性と2人で…

だなんて、職場としても
 
監督不行き届きです」

 

と、謝罪合戦になった。

 

社長は気を取り直して、

夫の社用携帯に連絡を入れるも

留守電で夫は出ず。私に、

 

社長

「お手数ですが、
 
奥さんからも

お電話入れてくれますかな?」

 

と頼んできた。

 

私は少しだけ悲しそうな表情を作って、

 

「それが…主人からは
 
【何があっても連絡はするな】

と、キツく言われておりまして…。

 

電話もLINEも
 
メールも拒否してるんです。
 
私が連絡を入れても、
 
無視されるのがオチだと思います」

 

と言ってみた。

 

社長は目を見開いた後、

深いため息をついて

 

社長

「マサヤ君の今回の行動は、

社会人としてあるまじきことだと
 
言わざるを得ません。

 

奥様には大変心苦しいのですが、
 
会社としてはそれ相応の
 
対応をするつもりです」

 

と私に宣言した。

 

「仰る通りです。
 
今回のことは、全て主人が悪いのです。

どんな処分でも、
 
私に遠慮することだけは
 
なさらないでください」

 

そう伝えて

頭を下げて帰って来た。