里帰り出産から帰ると義母がマンションを乗っ取っていた【10話】

 

「お義母さん

知らなかったんですか?

父と私の仕事。

結婚の挨拶に

お知らせしていたと

思いますが…」

 

義母「は?w何よそれ?

主人から、会社の従業員を

路頭に迷わせるつもりか。

とは言われたけど…」
 

「…そういうことですよ」

 

義父から聞いた話を

思い出したのか、

言葉を詰まらせた。

すると

ケンジと電話を変わった。
 

ケンジ

「そんなことより!!

何で、俺までお前と

離婚になるんだよ?」

 

「当たり前でしょ?

ヒロトと私が家を

追い出されても何とも

思ってなかったじゃない!

そんな人と一緒に

いたくない!」

 

ケンジ

「でも、それは…」

 

「それは何よ?

お義母さんに言われて

仕方なく。とでも言うの?」

 

ケンジ

「そうだよ。

母さんは家族だろ?」

 

「じゃあ、私たちは?

家族じゃないの?」

 

ケンジ

「い、いや、家族だよ!」

 

「だったら!!

その家族を何で

守ってくれないの?

家族を守ってくれない人と

一緒にいれない。

ヒロトの事産まれてから

一回も気にした事ある?

…そんな父親いらない」

 

ケンジ

「そんなこと

言わずに許してくれよ!!

子育てもちゃんと手伝うし!

お前に許してもらえないと

会社飛ばされるんだよ!」