里帰り出産から帰ると義母がマンションを乗っ取っていた【7話】

 

今回も結局そういうこと。

私には何を言っても

大丈夫だとでも?

ここまでバカにされ、

ないがしろにされて

我慢の限界。

 

「あのさ、私が

お義母さんになんて

言われたか知ってる?」

 

ケンジ

「お前が母さんを

追い出そうとしたんだろ?

母さんは、お前がいなくて

家事が大変だろうからって

手伝いに来てくれたのに。」

 

「…逆よ。私が

追い出されたのよ。

ヒロトの事を外で作ってきた

子どもだとか、

嫁の部屋はないから

月10万払ったら

クローゼットを

貸すと言われたのよ?」

 

ケンジ

「母さんがそこまで

酷いことを言うわけないww

間違いじゃないの?w」

 

「隣にいた父も

聞いてる…大人二人が

聞いてるんだから

間違いなわけないじゃない。

それでもケンジは

お義母さんのことを

信じるんだね…」

 

ケンジ

「そういうわけじゃ…

ないけど」

 

「じゃあ、お義母さんを

あの部屋から追い出して

私の味方になってくれる?」

 

ケンジ

「あー…?いや…」

 

私がここまで強く

出てくると思わなかった

ケンジは黙ってしまった。

こんな状況になっても

穏便に済ませようと

思っているのか…

私は覚悟を決め、

ケンジに告げた。

 

「はぁ…もういいよ。

私はあの家から

出て行きます。

だから、あなたたちも

さっさと出て行って」

 

ケンジ

「はっ?何でだよw?

出て行くわけないじゃんw」

 

私「名義、私だってこと

忘れてる?

私が出て行くのに、

何であなたたちが

住めると思うの?」