聞くのもバカくさくて
義母が話してる途中で
玄関から出た。
車に乗った時、
2人そろってため息を
吐き出してしまった。
「まったく…
あんな人だとは
思っていなかったよ」
私
「本当…すごい人だよね。
全てが自分の思い通りに
なるって
思ってるんだから…」
父
「話が飛躍しすぎて
驚いたな…」
私
「義実家では
猫を被ってるから、
言ったところで
信じてもらえないと思って
2人にははっきり
言ってなかったんだ。
お父さんたちには
話してたけど、
想像以上だったでしょ?」
父は実家へと
引き返してくれた。
道中、私が母に連絡をして
事情を話すと、
「気を付けて帰ってきてね」
と、声をかけてくれた。
ケンジにも実家に帰ると
伝えようとした時、
ちょうど電話がきた。
ケンジ
「おい!
今どこにいるんだよ?
母さんから出ていったって
聞いたんだけど?
何してんの?」
私
「実家に戻るところよ」
ケンジ
「は?何でだよ」
私
「お義母さんに
追いだされたから。
ていうか、あなたは
何していたの?」
ケンジ
「買い物だよ」
私
「迎えに来れなくても、
買い物はできるんだ」
ケンジ
「母さんに
頼まれたんだよ」
私
「帰る時間連絡したよ?
何で迎えに
きてくれなかったの?」
ケンジ
「それは…」
いつも、自分に都合が
悪いことがあると
黙ってしまう…
面倒臭いことには
巻き込まれたくないから、
『我関せず』
なスタンス。