里帰り出産から帰ると義母がマンションを乗っ取っていた【4話】

 

「だったら

直接ケンジさんに

聞いてみたらどうですか?

妊娠の報告だって

ケンジさんから

聞いたんですよね?」

 

義母

「やあね。

私はあなたに聞いてるのよ。

その子は誰の子かって」

 

何を話してもわかって

もらえないのかと

呆れてしまう。

ヒロトのことも

こらから悪く言わるのでは

ないかと怖くなった。

さっさと帰ってほしい…

 

「…私、疲れてるんです。

すみませんが、

また後日、この子の顔を見に

お義父さんと一緒に

来てもらえませんか?」

 

義母

「はぁ?何言ってるの?

ここは私の場所なのよ?」

 

義母は突拍子もないことを

言い出したのだ。

 

義母

「ここには私が

住むことになったの!」

 

「え?ちょっと…

意味がわかりません」

 

義母

「私を追い出そうと

したって無駄よ。

むしろ、このタワマンの主が

私なんだから、

私に逆らったら

あなたたちがここから

追い出されるのよw」

 

めちゃくちゃすぎて、

訳がわからない。
 

「この部屋は、元々

私の持ち家ですよ?

それなのに、なぜお金を

支払っているわけでもない

お義母さんが、

この家の主になれると

思ってるんですか?」

 

義母

「この部屋の主は

ケンジでしょ!

何言ってるのよ!!

そのケンジを産んだのは私。

そんな私をケンジは

この部屋に

招き入れたんだから、

この部屋の主導権を

私に明け渡したのも

同然じゃないの!」

 

「え…?本当に

そんな理屈が通るとでも

思っているんですか?」

 

義母

「この家の大黒柱は

ケンジなの!

そのケンジの母親である私は

もっと偉いのよ!!」

 

もういい加減にしてほしい…