それなのになんでいるの??
私が里帰り出産から、
帰宅するのを
見計らったかのように
目の前に現れた…
また嫌味を言いにきたんだ …
義父はとても
気遣ってくれる人で、
義父
「トウ子さんも
我々に何度も
会うのは疲れるだろう。
何かあった時に
声をかけてくれたら
それでいいんだ」
と、優しく声を
かけてくれる。
義父がこの場にいたら、
孫の顔を見て
すぐ帰っていくだろう。
しかし、義母のストッパー役
である義父がこの場に
いないとなると…
義母の言いたい放題。
私と腕の中で眠るヒロトの
顔を見比べ笑いだした。
義母
「ケンジが仕事
忙しそうだから、しばらく
子供の顔を見ることは
出来ないと思っていたけど、
どこで子供なんて
作ってきたのかしら」
開口一番の嫌みがあまりにも
ひどいものだったから、
一瞬、思考が停止した。
父は玄関から見えない
ところに立っていたから、
義母は気づいていない…
義母は私一人で
帰宅したと思ってるみたい。
私「
えっ…と…
何をおっしゃっているのか
わからないんですが…」
義母
「あんた!!ケンジの
目を盗んで男を
連れ込んでるんでしょ?」
私
「ひどすぎます!!
この子は正真正銘、
ケンジさんと私の子です」
義母
「まぁ!本当に!?
ケンジがあなたみたいな女と
子供を作ったの?」
私
「一体何なんですか?
本当に意味が
分かりません…」
義母
「あなたの顔、
良い方じゃないし、
家事だってろくにできない
人間じゃないw
可愛くない嫁と
ケンジが子供を作るなんて
ありえないわよw」