私は駐車場に着いたことを
メッセージでケンジ伝えた。
既読にはなるが
返信はない。
迎えに来てもらおうと
思ったのにな…
仕方がないので
ヒロトを抱え、
荷物を持った父と一緒に
部屋へと向かった。
今日は日曜日
ケンジは家で
きっとゲームをしてるはず。
彼は基本インドア派だから、
特別なことがない限り
ゲーム三昧なのだ。
私は鍵を開け玄関に入ると、
奥の方からドタドタと
かけてくる足音が
聞こえてきた。
ケンジかな?
と思っていると、
奥のから走ってきたのは、
義母だった…
え…なんでいるの…
義母は私の顔を見るたびに
嫌みを言ってくる。
これまでも私がケンジと
義実家に帰ると毎回 のように
義母
「中卒の女が、
我が家みたいな高学歴の
家庭に馴染めるわけが
ないじゃない!!
どうせ、ケンジの
お金を当てに
結婚したんでしょ!」
と、私の学歴などを理由に
ねちねち、ねちねち
と何度も言ってくる。
連絡もなしに
家に来た時には、
義母
「1日中家にいるのに、
何でこんなに
散らかってるのかしら?
家事も仕事も
まともにできないなんて
あなた…
生きてる価値ないわよww」
と言い出す始末。
そんな会話を
たまたまケンジが聞いていた
時があったけど、
ケンジ
「二人ともケンカ
なんてしないでくれよ」
と言うだけで、
庇ってくれない 。
私が一方的に
嫌味を言われているとは
思っていないようだ。
それとなく、ケンジに義母が
苦手だから、
あまり家に来ないで
欲しいと伝えた事がある…