義母
「女である私の方が
妊娠と出産には詳しいのよ!
あなたは嫁なんだから、
医者よりも私の言うことを
聞いていればいいのよ!
大体ね、あなたがそんな体形だと
私がご近所に顔向けできないのよ。
この前も【お嫁さん、
ふくよかになられましたね】
って声を掛けられて
穴があったら入りたかったわよ!」
さらに
【甘やかしたから嫁が太った】
【これからはもっと厳しく指導する】
…など、めまいがするような
言い分を繰り出した。
夫がどれだけ
トモヤ
「おふくろ、頼むからやめてくれ!
妊婦と赤ん坊にとって
ストレスがどれだけ悪影響なのか、
知らないとは言わせない!
これ以上キヌ子に構わないでくれ!」
と、いくら庇ってくれても
火に油だった。
さらには…
義母
「キヌ子さん、
妊娠と出産を理由に
トモヤに甘えっぱなしになるなんて
許しませんよ!
そうだわ!
孫が生まれたら1カ月ここに泊まって
ミッチリ母親としての役割を
指導してあげるわ!」
と、恐ろしい事を言い出した。
暴走機関車と化した義母を
押さえようとする
夫との激しいやり取りは
深夜まで続いた。
私は夫の配慮で
日付が変わる前に寝室に
逃がしてもらったけど…。