四十九日が過ぎた。
とはいっても法要は
我が家と義兄たちだけで
済ませていた。
親戚もそれは了承済み。
まあ、義父を偲んで
久しぶりに
みんなで集まろうってことで
食事会になった。
つまり、おもてなしの
準備があるわけで…
前日から私と、
義母に召喚された義姉は
掃除に料理の下ごしらえにと、
義母に馬車馬のごとく
働かされた。
自分の時はそんなにひどくは
感じなかったんだけど、
こき使われている義姉さんの
様子には胸が痛んだ。
ちなみに夫と義兄は
仕事でいないから、
その様子は目にしていない。
食事会の日も、私と義姉は
おさんどんで、てんてこ舞い。
親戚の女性陣は、
何かを察したのか
親戚
「二人とも少し働き過ぎよ。
このお料理、盛り付けが
きれいだし、
とっても美味しそうよ!」
親戚
「本当、感心しちゃうわ。
二人が作ってくれたんでしょう?
ありがとうね。
ね?一緒に食べましょうよ」
と労って、誘ってくれた。
義母
「そうなのよ~。
二人とも料理上手で、
しっかりした子達なの。
息子たちは
良い嫁をもらったわ~」
と、猫かぶり。