私
「…え?ちょっと…ダイチ君…
ダイチ君は
私の味方じゃなかったの?
妻を守るのが夫の役目って
言ってたのに…」
としんみりと伝えると
ダイチ
「味方だよ。
当たり前じゃん!!だけど
トウ子はすごく強いでしょ!」
って、あっけらかんと
言い放ってくれた。
ソウデスネ。
強いのは事実。
だって私、
元消防レスキュー隊員だもの。
だから、その辺の
普通の男性よりは体力がある。
退職後も体力の維持のために
トレーニングを
欠かさずしているし。
だけど、心の中は乙女なの!!
むしろ、花の10代に女性扱い
してもらえなかったから、
強い憧れがある!!
だから、あの時は
本当に嬉しかったのに!!
女の子扱いしてもらえたって
思えたのに(30過ぎてるけど…)
乙女心を踏みにじった夫め…。
許すまじ。
ならば仕返しじゃ!
ということで、
初の反撃をしてみた。
その日のお昼ご飯は、ラーメン。
早速義母のお小言が炸裂した。
義母
「ちょっと、女2人の
お昼ご飯だからって、
手を抜きすぎてない!?
ラーメンなんて
年寄りには塩分が多すぎるのよ!
家族の健康にも
気を配れないなんて、
呆れた嫁だこと!」