けれど、客観的に見て
おかしいなら、やっぱり
相談した方が良さそうだ。
なぜ義姉がしょっちゅう我が家に
様子を見に来てくれたのか。
義母の本性に気づけたのかも
すぐにわかった。
義姉が結婚してから
義母が私達と同居するまでの間、義母のターゲットは
義姉だったのだ。
しょっちゅう呼び出されては
やれ、家のどこそこを掃除しろ
買い出しに行け
こき使われていた、と。
線の細い義姉にお米や飲料を
大量に運ばせるなんて、
嫁いびり以外の何物でもない。
帰り際に義姉は、
義姉
「不安にさせたらゴメンね。
これからエスカレート
するかもしれない。
でも、私で良かったらいつでも
相談に乗るからね」
私の両手をそっと包んで
心配そうに我が家を後にした。
…キュン死するかと思った。
義姉さんの訪問から
さほどしないうちに、
義母の小言が増えてきて、
さすがに
ちょっとウザくなってきた。
そして義母が担当する
家事は減る一方。
つまり私の負担は増える一方。
だから夫に相談した。
ところが…
ダイチ
「それ、嫁いびりなの?
母さんは、トウ子が
立派な主婦になれるように
指導してるだけだよ」
と、笑って流しやがった!
あの時言ってくれた
「俺はトウ子の味方」
とは?
「愛する妻を守るのが夫の役目」
とは?
どこへ行った?